幼稚園・保育園・小学校の校庭・園庭を芝生化する動きが活発になっています。
確かに芝生の管理は簡単ではありません。
お金がかかることも事実です。
参考記事:
しかし、芝生化することによるメリットが非常に大きいため取り組んでみよう!という園や学校も増えているのです。
校庭・園庭を芝生化することの効果・メリットは「緑が増えて気持ちがいい」だけではありません。そこには果てしなくたくさんのメリットがあると期待されています。
芝生の上なら読書だって楽しい
そこで、本日は校庭や園庭を芝生にすることのメリットを8つあげたいと思います。
きっと芝生の良さを実感していただけると思います!
※芝生化するメリットも大事ですが予算についても気になるところ・・・。
ご参考までにこちらの記事もご覧ください。
参考記事:
DIYで3坪の庭を芝生にする時の費用は5万円~9万5千円という試算に!
芝生化のメリット① 子どもの外遊びの時間が増える!
保育園や幼稚園では外遊びの時間はある程度は決まっていると思います。
しかし、小学校では休み時間や放課後に教室の中で遊ぶか・外で遊ぶかは子どもの気持ち次第。
そんな時、校庭に芝生があればどうでしょう?
緑のじゅうたんの上でのびのび遊びたいと思うのは容易に想像がつきますよね?
中には妙にテンションが上がってしまう子もいるでしょう。
なかなかご自宅に広々とした芝生があるご家庭は多くないと思います。
大きな公園にでも行かないと出会えない芝生が「自分の学校の校庭にある」とついつい外遊びをしたくなるのでしょう。
外遊びが身体に悪いはずはありません。
外遊びの時間を意図的に増やす為にも校庭・園庭を芝生化する価値は十分にあると思います。
芝生化のメリット② コケても怪我しにくい!
土の運動場で走っていてコケると擦り傷ができますが、芝生だと擦り傷ができるリスクはかなり減ります。
擦り傷くらいできても別にいいのでは?!という声も聞こえてきそうですが、特に保育園や幼稚園では擦り傷ができると「〇〇ちゃんの足に擦り傷ができた理由は何か!?」を親御さんに説明する手間が増えるのです。
私が小学生の頃(約30年前)は擦り傷程度で騒ぐ大人はほとんどいなかったと思いますが、今は少し事情が違うようですね。
なぜ怪我をしたのか?の説明を求める親御さんが増えてきているようです。
私の子どもが通っている保育園でも何か怪我をしていると聞いてもいないのに「今日はこんなことがあって怪我をしました」というように丁寧に説明してくれるのです。
つまり、お子さんが怪我をすると
◆親御さんに怪我した経緯を説明しなければならない
◆保健室に連れて行って傷を洗ったり消毒をしたり絆創膏を貼ったり・・・
◆怪我をしたお子さんのケアをしなければならない
◆時にはクレーム(いちゃもん?)をつけてくる親がいる
このような事が待っているかもしれません。しかし、
これらのデメリットを少しでも解消できるのが芝生化プロジェクトなのです。
芝生化のメリット③ 偏平足を減らせるかも!?
芝生化した時におススメなのは、先生も含めて芝生の上は裸足で遊ぶというルールを作ってみてはいかがでしょう?
これは特に保育園・幼稚園でおススメします。
それは、裸足で走り回ると偏平足が減らせた!という声を聞いたことがあるからです。
土の運動場の保育園や幼稚園でも裸足で遊ぶことをルールにしているところもあるようですが、やはり足の裏のケガが心配です。
芝生にすればそのリスクはかなり軽減できるというわけです。
思いっきり裸足で遊ばせて足の裏から健康作りに取り組んでみてはいかがでしょうか?
※もちろん、芝生にしても小さな石ころや異物が混じっていることもあるので怪我のリスクはあります。
また、最近ではリスクの高い外来生物が日本にたくさん来ています。
そういったことを天秤にかけながら裸足遊びを検討すると良いと思います。
芝生化のメリット④ 芝生に集まる生き物と触れ合うことができる!
芝生には実に様々な生き物がいます。我が家の芝生にも
◉カマキリ
◉バッタ
◉カエル
◉クモ
◉蝶々
◉コオロギ
◉スズメなどの鳥類
などなど、いろんな生き物が集まってきます。
このように虫の名前をつらつらと書くだけでイやな顔をする人もいるでしょう。しかし
好き嫌いは別として子どもが小さなうちからいろんな虫に触れ合うことはとても良い経験になると思います。
なかには虫が大っ嫌いで触ることができないお子さんもいるでしょう。
しかし、それはそれで良いと思います。
むしろ、虫に接する機会が極端に少ないことの方が良くないと思います。
虫に接した結果、嫌いだった。それならそれで良い経験になるのではないでしょうか?
お子さんの教育の為にも命があふれる園・学校にしてスクスクと育っていく環境作りを頑張ってみませんか?
芝生化のメリット⑤ マイナス8度の効果!
芝生を張っていると太陽の照り返しをかなり抑えてくれます。その効果は想像以上!
何と、とある実験結果(都環境科学実験所の実験結果)によると土の運動場よりも芝生の運動場の方が8.3度も地表の温度を下げたという試験結果もあるくらいなのです!
芝生化で温暖化防止!!なんて大それたことはなかなか言えません。
それでもこの効果は大きいですよね?
今後も温暖化が続くのではないか?と言われています。
そんな時代ですから、校庭・園庭を芝生化することをきっかけに子どもと一緒に温暖化を考えるきっかけにもなるのではないでしょうか?
芝生化のメリット⑥ 土ぼこりが立たない
これはそのまんまです。
詳しい説明は不要だと思いますが、私が子どもの時、風の強い日に小学校の運動場で遊んでいて、気が付けば口の中が砂でジャリジャリになっていた、という記憶があります。
これって結構気持ち悪いですし、砂にまみれた服で教室に帰って授業を受けるとなるとあまり気持ちのいいもんではありませんよね。
口や服が砂まみれになって勉強に集中できない!そんなことを防げるのが芝生化プロジェクトなので、メリットあると思いませんか?
芝生化のメリット⑦ 雨が降っても地面が水たまりでぐちゃぐちゃにならない
園や学校の運動場って必ずしも水はけが良いとは限りません。
一日中、雨が降ろうもんなら1,2日は水たまりやぬかるみができて使い物にならないこともあります。
芝生の場合、たくさん雨が降ったとしてもまず水たまりはできません!
休み時間のドッジボールや体育が大好きだった私にとって、雨がふった次の日に水たまりができているので外遊びができない!というのはハッキリ言って拷問でした。今日は晴れてるのに水たまりのせいで・・・と思う時の悔しさったら拷問でしたね。
これだけを考えても芝生化することって外遊びが好きな子供からすれば最高のプレゼントだと思います。
参考記事:
芝生化のメリット⑧ 子どもや地域との絆や繋がりも生まれます
とは言っても芝生の管理は大変です。
園や学校の先生だけで芝生の世話をするのは結構大変だと思います。
時には芝生がはげることもあるでしょうし、雑草だらけになることもあり得ます。
病気や害虫に悩まされることもあるでしょう。
そもそも夏場は水やりだって大変なのです。
そんな時は、お子さんや地域の有志の方にも手伝ってもらいましょう!
手伝ってもらった結果、うまくいかないこともあると思います。
ただ、それはそれで良いのではないでしょうか?
皆で一緒に力を合わせて共同作業をするということに意味があるのです。
その上、なくなりかけていた地域との絆・交流が再び芽生えたらなお良いと思いませんか?
自治体によっては芝生化に伴う助成金制度もあります
また、都心部の自治体に限る話かもしれませんが、補助金が出る自治体もあるので、芝生化に挑戦する際にはぜひともお住いの自治体に問い合わせてみて下さい。
いかがでしょうか?
思いつくまま書いてきましたが、はっきり言ってもっともっとメリットはあるハズ。
それくらい芝生には素晴らしい可能性があると私は思っています。
たかが芝生。されど芝生。
確かに維持・管理は大変です。それでも挑戦してみる価値は十分にあると思います!
芝生に挑戦するなら「高麗芝」がベスト!
もし、芝生に挑戦するのであれば「高麗芝」という品種が良いでしょう。
日本で最も一般的な品種ですし、何よりもとても丈夫!
そして、育てやすさもナンバーワンなのです。
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20束もありますが、全部敷き詰めても18㎡です
いろんな種類の芝がありますが、迷ったら高麗芝。
これは間違いありません。
せっかく張った芝が枯れるのが心配という先生方へ
芝生を枯らせないためには手入れが必要です。
たしかに手間暇はかかりますし大変な面もあります。
ただ、素人にはムリというわけでもなければ特別難しいものではありません。
張ったあとはまず根付かせることが大事です。
そして、それ以降も水やりや芝刈りなどをしなければなりません。
しかし、年中ずっと手入れをしなければならないというわけではありませんし、大変なのは春から夏の終わりにかけてだけなのです。
芝生の手入れのコツをいくつかご紹介しておきますので、よければ参考にして下さい。
水やりに関する参考記事:
芝生の育て方で初心者が最も気を付けるべきは「根付かせること」
芝刈りに関する参考記事:
枯れることに関する参考記事:
芝生DIYは失敗の連続!枯れ・ハゲ・ボサボサ等なんでもありました。
天然芝派もいれば人工芝派もいます
また、緑化はしたいけど天然芝はやっぱり大変そう・・・
という人は人工芝を検討するのもアリです。
人工芝って本当にピンからキリまであります。
校庭・園庭に人工芝を敷くのであれば、まず端っこの方からお試しで敷いてみると良いでしょう。
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業務用の人工芝。国内産だから安心感があります♪ しかし、高いですね・・・
スポーツ施設から公共施設、ドッグランやゴルフ場まで幅広い用途があります。