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芝生が6月に茶色くなるのは「カーブラリア葉枯病」という病気でした

投稿日:2021年7月5日 更新日:

6月、我が家の芝生が部分的に茶色く枯れてきました。

 

 

枯れています

 

 

 

 

近くで見るとこんな感じ

 

 

 

 

全体的に枯れているわけではなく、あくまでも部分的に枯れているスポットがポツポツと点在している、という感じです。

 

 

放っておいたらそのうち治るかな~なんて思っていますが、治る気配は一向にありません。むしろ、枯れているスポットが増えてきている気すらしますし、枯れているスポット同士がくっついて大きな枯れスポットになりつつあります。

 

 

しかも、水不足で枯れたような明るい茶色ではなく、ちょっと腐ったような不健康な枯れ方をしています。

 

 

 

何となく、イヤな予感がしますね・・

 

 

 

 

 

原因を探ります

まずは、芝生が枯れている原因を考えてみましょう。

 

芝刈りはこまめにやっています。低く刈っているわけではないので軸刈りで茶色くなっているわけではなさそうです。

 

肥料はふつうくらいに与えています。多過ぎず少な過ぎず上げているのでこれが原因でもないでしょう。

 

犬や猫などのオシッコで芝生が茶色く枯れることもありますが、我が家ではペットは飼っていないのでこれも除外。野良犬、野良猫もほとんどいないので違うでしょう。

 

害虫の可能性もあります。が、5月に害虫対策として『シバラックMC』という薬品を散布しているので、おそらく害虫にやられているわけでもないと思います。

 

梅雨なので水不足の可能性は完全却下。

 

 

 

 

ということは・・・

 

 

 

 

病気で枯れている可能性が高そうです。

 

 

 

 

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原因はカーブラリア葉枯病

芝生が茶色く枯れる病気にはいくつかの種類がありますが、我が家の芝生で発生した病気は『カーブラリア葉枯病』だと思います。

 

ここでは、まずカーブラリア葉枯病について少し詳しくみていきたいと思います。

 

 

 

カーブラリア葉枯病とは?

カーブラリア葉枯病は別名「犬の足跡病」とも言われており、褐色~黒褐色のパッチがポツポツと点在するのが特徴で、6月~7月や9月~10月に高麗芝、野芝、バミューダグラスなどに多発します。発生初期は直径5㎝~10㎝くらいですが、放置していると多発して最悪の場合は芝生全体が枯れてしまうやっかいな病気です。雨が降ったあとに広がりやすく、一瞬で広がることも特徴ですね。水はけが悪かったりサッチ層が厚いとカーブラリア葉枯病は起こりやすいので、水はけをよくするとかサッチコントロールをしっかりすることが重要!

 

 

ほとんどの原因菌は難胞子形成菌というヤツで、繁殖力が非常に強いという特徴があります。なので、放置して様子をみる・・・なんて悠長なことを言っていると芝生が悲惨なことになりかねません。

 

 

梅雨シーズンに褐色の枯れが目立つようになってきたら、必ず早めの対処をしなければなりません。

 

 

 

 

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目土入れでは復活せず

枯れている芝生を復活させよう。

ということで、

私の場合、まずは目土入れをしました。

 

 

困った時の目土入れというように、目土入れで芝生の枯れが回復してくれたら・・・と思っていましたが、残念ながら目土入れでは効果はありませんでした。

 

 

効果がないどころか、むしろわずか1週間の間で枯れスポットが増えてきています!

 

枯れているのは少しだけでしたが

 

 

 

 

1週間後には枯れが広がっている!!

 

 

たった1週間で、枯れているスポットがだいぶ増えています。不健康な茶褐色になり、ますますイヤな予感が強まってきました。ちなみに、白く見えているのは目土入れをしたところなので、ハゲ上がってしまったわけではありません。茶褐色に枯れた部分に目土入れをしたから白く見えているだけです。しかし、このまま放っておくと本当にハゲ上がってしまいそうな勢いです。

 

 

 

ただ、目土入れをしても枯れがおさまる気配はまったくなかった。これだけは紛れもない事実です。

 

 

ということで、今回の場合に限って言うと葉枯病が起こった時、目土入れでは効果がなかったということが分かりました。

 

 

そんな悠長なことをしているうちに、どんどん枯れが広がっていきやがては壊滅的なことになってしまいそう・・・!ということで、次の対策に出ることにしました。そう、殺菌剤の登場です。

 

 

 

 

葉枯病に効く殺菌剤

そもそも葉枯病の原因は『菌』です。菌が原因なら殺菌剤を使うのがイチバン!芝生が壊滅的になってしまう前に殺菌剤を投与するしかないようです。

 

 

で、葉枯病に効果がある殺菌剤をネットで調べてみることに。すると、ありました、葉枯病に効果のある殺菌剤が・・・!以下、別のサイトに書かれていた殺菌剤をまとめてみました。

 

理研ガイア顆粒水和剤

・ユニゾン水和剤

・トップグラスドライフロアブル

・理研ダコグリーン顆粒水和剤

・タフシーバフロアブル

・ロブラール水和剤

・芝美人フロアブル

・ラリー水和剤

グラステン水和剤

 

 

 

これ以外にもいろいろあるんですが、

 

 

私が選んだのは『グラステン水和剤』

これ、おすすめの芝生用殺菌剤です。

 

 

 

 

 

『グラステン水和剤』を散布します

 

 

 

グラステン水和剤を選んだ理由はカンタン。去年、キノコ対策のために買ったグラステン水和剤が余っていたから、です。

 

 

 

ちなみに、キノコ対策にもグラステン水和剤はめちゃくちゃ効果がありました。去年は「ホコリタケ」という気持ち悪いキノコが大量発生したんですが、グラステン水和剤を散布したところ、その後にホコリタケが現れることは二度とありませんでした。それくらい、キノコ対策にグラステン水和剤は抜群の効果を発揮したのです。

 

参考記事:

芝生のキノコは、殺菌剤の「グラステン水和剤」で撃退しよう!

 

 

 

ホコリタケを撃退したくらいの抜群の効果を葉枯病にも発揮してほしい・・・。そんな気持ちでグラステン水和剤を散布することにしました。

 

 

 

 

この商品、決して安くはありません。

なにせ、一袋で8900円もします。

ただ、ホコリタケを見事に撃退してくれたので、効果としては実績十分。その勢いでカーブラリア葉枯病もやっつけて欲しいです。

 

 

 

 

できれば予防的に散布を!

ちなみに、カーブラリア葉枯病は一度発生してしまうと回復に時間がかかってしまいます。グラステン水和剤を散布したとしても、1週間やそこいらですぐに回復、なんてことはなさそうです。

 

 

なので、できれば梅雨が始まる前の5月末~6月頭に予防的に散布するのが理想だと思います。

 

 

他にも「カーブラリア葉枯病」が起こる原因として、「窒素」を多く含んでいる肥料を与えすぎるのも良くないそうです。肥料も与えればいいというわけではないのです。なかなか難しいもんですね。他にできる対策としては水はけをよくすること、サッチをしっかりとることなどがあります。確かに、毎日雨が降ってジメジメしているわけですから、芝生だって病気になりますよね。こういった予防策をしっかりやってこそきれいな芝生が作れるのだと痛感しました。

 

 

 

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