芝生に生える雑草の中でも最高クラスに厄介なのが「カタバミ」です。
何が厄介なのか?それは、
除草剤を使わないと完全には駆除できないからです。
密集するカタバミ
駆除が難しいカタバミ
我が家では2022年6月にTM9を新しく張り付けましたが、その年の11月にカタバミが生い茂り出しました。日に日に増殖していくので、ついに除草剤を使うことにしました。
手作業で駆除するのは無謀
もちろん、手で一つ一つ抜いていくこともできます。ただ、芝生の範囲が広ければ広いほど、また、カタバミが生い茂れば生い茂るほど手作業で完全に駆除するのはほぼ不可能だと思います。
芝生にカタバミが生えていたら一度試してみてください。根こそぎ引き抜こうとすればカンタンに茎の途中でブチっとちぎれてしまいます。また、芝生に埋もれてカタバミの細い茎を使うことすら大変なんです。カタバミを手で根こそぎ引き抜くってまずムリですね・・・
できるものなら除草剤って使いたくありません。個人的には除草剤は使わない主義ですし、これまでもちょっとやそっとの雑草であれば「テデトール」で対応してきました。ただ、カタバミだけは手作業での駆除はムリでした。しかもどんどん増殖していくので、早めの対策が必要!ということで、やむなく除草剤を使うことにしたのです。除草剤を使うのは実に4年ぶりです。
カタバミを駆除する除草剤
カタバミに効果がある除草剤はたくさんありますが、特におすすめなのは『シバゲン』です。
カタバミ駆除におすすめは「シバゲン」
『シバゲン』をおすすめする理由はカタバミに劇的に効くから。
除草剤だから効果があるのは当たり前と思われるかもしれませんが、「カタバミに効果がある」と謳われているのに実際使ってみるとカタバミはほとんど枯れなかった!というガッカリな評判の除草剤もあるんです。商品名は出しませんが、わりとメジャーな除草剤ですら実際に使った多くのユーザーから「カタバミには効果がなかった」と言われたりしています。まぁ、その辺は口コミや評判というレベルなので信ぴょう性という点で確実ではありません。ただ、間違いなく言えるのは「どの除草剤も同じくらい効果が保証されているわけではない」ということ。効果がイマイチな除草剤があるのは事実。だから、実際に使った人の口コミ・評判って全くのデタラメというわけではないのです。
その点、シバゲンは多くの芝生愛好家の中でも特に支持されている除草剤!
シバゲンは多くの雑草に効果がありますが、肝心の「カタバミにも効果がある」という評判を聞きつけたのでさっそく買うことにしました。除草剤はできれば使いたくないんですが、どうせならしっかりと効果がある除草剤がほしい!それで行きついたのがシバゲンなのです。
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計量スプーン付きがうれしいです♪
ということで、私もシバゲンを使ってカタバミを駆除してみることにしました。
劇的!シバゲンの効果
さて、実際にカタバミ駆除にシバゲンを使った感想ですが
めっちゃ効きます。
ビックリするくらい効果ありましたね。
シバゲンがカタバミにどれくらい効果があったのか、BEFORE/AFTERでご紹介します。
矢印の先にはカタバミが密集しています。
シバゲン使用前
シバゲン使用後
ご覧のように、シバゲンを使うとほとんどのカタバミを駆除することができました!
これはマジで驚きましたね。
ここまで効果があるのなら早くシバゲンを使えばよかったと思ったくらいです。除草剤を毛嫌いしていましたが、カタバミのような手作業で駆除するのが難しい雑草には除草剤は使わない手はないと思います。
シバゲンのすごいところ①
シバゲンを使ったあと、芝生のカタバミが消えてなくなったことにまず驚きました。
除草剤を使うとカタバミが茶色く枯れてしおれたカタバミだらけになると思っていました。そして、枯れたカタバミを一つずつ手でむしり取っていく・・・というもんだと思っていました。
実際は違いました。
シバゲンを使うと、なぜかカタバミが跡形もなく消えてしまったんです。最初見た時は「どういうこと?カタバミが溶けた!?」ってビックリしました。何だか騙されたような気にさえなりましたが、本当にカタバミがきれいさっぱりなくなってしまったのです。シバゲンの効果、恐るべし!
シバゲンのすごいところ②
BEFOREの写真ですが、実はシバゲンを使って4日後の写真です。ハンパない速効性!!
シバゲンの効果が出るまでに10日くらいかかるかな~なんて思っていましたが、実は4日でここまで効果がありました。そんなにすぐに効果が出ると思わなかったので二度ビックリです。シバゲンを使って4日後の朝、出勤前に私が体験したこの驚きをカタバミ駆除に困っている方にもぜひ体験してほしいですね!
ちなみに、シバゲンを使っても芝生が枯れることはありませんでした。それどころか、逆に芝生の緑が濃くなったような気さえします、12月下旬なのに・・・。まぁ、緑が濃くなったことはシバゲンとは関係ないとは思いますが、少なくとも我が家の芝生(TM9)がシバゲンによって枯れることはなかったことは間違いのない事実です。
シバゲンの希釈方法
芝生10㎡あたり0.1gのシバゲンを1Lの水に希釈して使います。
0.1gって・・・少なっ!
ただし、厳密には「雑草の発生初期」なのか「秋冬期雑草発生前」なのか、さらには雑草の種類によっても希釈倍率が違ってくるので、一概には説明できません。詳しくは説明書を読んでください。個人的には希釈し過ぎて効果がないと困るのでちょっと濃い目の方が良いと思っていますが、そのへんはご自身で調整してみてはいかがでしょうか。
0.1gってほんのわずかな量です。こんな少量で効果あるの!?って思われるでしょうが、本当に0.1gで効果あります。シバゲン0.1gを水1Lに希釈して10㎡に散布すると一瞬で散布し終わりますし軽く芝生が濡れたくらいで撒き終わりますが、それでも本当に効果があるからシバゲンって凄いんです。
シバゲンの特徴
シバゲンは日本芝にも使うことができます。これ、何気にすごく大事なポイントです。
除草剤の種類によっては芝生を枯らしてしまうものもあります。一口に除草剤と言っても種類はいろいろ。芝生には使用禁止とされている除草剤もあるのでここは要注意です。除草剤を使うときは必ず芝生に使えることを確認してから使いましょう。なお、シバゲンは寒地型西洋芝に使うと薬害が生じるため使用禁止です。ご注意下さい。
なお、シバゲンは一年草から多年草まで幅広い雑草に対して効果を発揮しますし、芝生が休眠期でも生育期でも使うことができます。つまり、雑草が気になればシバゲンは一年中使うことができる除草剤、ということ。時期を選ばず使用可能なのでありがたいですね。他にも、雑草が生える前に使用することで雑草を未然に防ぐこともできますし、雑草が生えてから使うと雑草を枯らすこともできます。
しかも、一度に使用する量もごくわずかでOK。低コスト・低薬量・高効果と3拍子揃っているシバゲン。私の中ではカタバミ対策としてなくてはならないアイテムとなりました。
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芝生愛好家の中では
芝生にはシバゲン
とすら言われています。
鬱陶しい雑草に悩むのであれば、除草剤の力に頼るのもアリですね。
そもそもカタバミとは?
さて、最後にカタバミの正体についてご紹介したいと思います。
カタバミは「クローバー」にとてもよく似ている雑草です。
クローバーではなく、カタバミです
分類的には、カタバミはカタバミ科のカタバミ属の多年草。芝と同じでほふく茎を横に広げて増殖しますが、芝とは違って地下に球根を持っています。さらにその下に根を張るため、増殖スピードは速いわ根こそぎ抜き取るのが難しいわで、根絶するのがとても難しい雑草です。芝生には一年を通して生える可能性はあって、今年の我が家のように秋から冬にかけて繁殖することだってあります。春や夏に目にすることもありますが、芝刈りで一緒に刈ってしまうのでそこまで気になりませんでした。
一方、クローバーはマメ科のシャジクソウ属の多年草です。こちらも芝と同じくほふく茎で増殖しますが、種子を落として殖えることもあります。クローバーは一般的に言う「シロツメクサ」と同じだと思ってください。クローバーも芝生には季節を問わず生える可能性がありますが、我が家では今のところほとんど生えることはありません。クローバーよりもカタバミの方が目にすることは多いですね。
クローバーとの見分け方
カタバミとクローバーとの見分け方ですが、葉が丸いのはクローバー、葉がハート形なのはカタバミと覚えてください。さらにクローバーの葉には丸くて白い線がありますが、カタバミにはそれがありません。
葉がハートなのでカタバミ
葉が丸くて白い線があるのでクローバー
カタバミもクローバーもよく似ているので間違いやすいのですが、見分け方さえ知っていれば間違うことはありませんね。ちなみに、ももいろクローバーZのロゴはハート形の葉っぱになっているので、厳密にいうとクローバーではなくカタバミの葉を形どっていることになってしまいます。余談ですが。