本日は2022年4月の我が家の芝生の管理についてご紹介します。
まさに現在進行中の手入れです。
実際にやっている芝の管理の内容と、私が何をどう思ってやっているのか?についてもご紹介したいと思います。
液体肥料をシーズン初投与
4月中旬、今シーズン初めて液体肥料を散布しました。
よく使う芝生の液体肥料
説明書きを読むと『2週間に1回のペースで散布しましょう』と書いてありますが、今シーズンは月に3週間~4週間に1回ペースで投与する予定です。
使用頻度はちょっと少なめです。
なぜなら、今シーズンは化成肥料ではなく有機肥料をベースに芝生を育てていきたいからです。
今年は有機肥料をメインで!
芝生を張って5年が経ちましたが、これまでずっと化成肥料(粒タイプと液体タイプの両方)を使い続けてきました。
化成肥料は人工的に作られた肥料で、栄養のバランスや芝生の成長を促す効果には優れています。ただ、土壌を豊かにする作用はなく、化成肥料ばかりを使い続けるとドンドン土壌が痩せていきます。
我が家の芝生、化成肥料ばかり使ってきたせいで土壌が痩せてきているのでは・・・
そう思ったので、今年は化成肥料を使うタイミングは厳選して頻度を落として散布するという方針でいきます。で、4月は芝がグングン成長し始める時なので成長をそっと後押しをする為に化成肥料を散布した、というわけです。
なお、今年は粒タイプの化成肥料は一切使わず、有機肥料をメインに使っていこうと思っています。使用する有機肥料は人気商品の『スーパーグリーンフード』です。ただ、『スーパーグリーンフード』は含まれている肥料成分が化成肥料と比べるとかなり少なめですので、それだけでは心もとない。ということで、スーパーグリーンフードだけじゃなくて液肥も使う。そんな予定です。
水やりはやや多めに
例年、4月には水やりはそこまでやらないんですが、
こんな快晴の日が続いて乾燥注意報が出て最高気温が25℃を超える日が出てきたので、水やりもしました。
ただ、全体にまんべんなく水をまくというよりは日当たりの良いところや目砂入れをして発芽・成長をより促したいところを中心に水やりをしました。
なお、水やりの頻度としては暑い日が続くときに2,3回/週のペースでした。
芝生の水やりのコツとは?
芝生の水やりにもコツがあります。
芝生全面にバシャーッと水をあげればよいというわけではありません。
今年の4月、暑かったから水やりをしたと言いましたが、なにも最高気温が25℃を超える日が連日続くわけでもありません。急に涼しくなったり雨が降ったりもします。また、日当たりがそこまで良い季節でもないので、日当たりが悪い壁際などに水をたっぷり与えるとジメジメしてしまいコケが生えたり最悪の場合は根腐れしてしまう危険性もあります。だから、場所を選んで水やりをした方が良いのです。
この時期の水やりって実は難しいんです。
サッチを取って目砂入れ
続いて、しつこく残っている芝生のサッチを取り除きました。
どんな感じかと言いますと・・・
ここの芝生、白っぽく見えると思います。
芝生が白くなると病気だったり害虫に喰われたという可能性もあるので注意しなければなりません。
ただ、今回のこの白い芝生はサッチのせいで白くなっていると判断しました。
ということで、芝生を白っぽくさせている原因の「サッチ」を取っていきます。
手でつまみ取るだけでも一瞬でこんなに取れました。
白くなっている芝生を中心に、ひたすらこの作業を繰り返します。
ひたすら手でつまみ取りました・・・
だいぶ腰が痛くなりましたが、おかげでたくさんのサッチが取れました。で、サッチを取り除いたあとに目砂入れをしました。
なお、私が使っている目砂は近くのホームセンターで買った芝生専用の目砂です。
お気に入りの目砂
15kg入りで700円ほど。わりとリーズナブルなんですが、芝生の生育を促進させる重要なアイテムなので特に気に入って使っています。この目砂は楽天やAmazonであまり見かけないので手に入りにくいと思います。種類としては「珪砂」に分類される砂なんですが、おそらくよく似たタイプの砂は全国各地のホームセンターで売られているはずなので、ぜひ皆さんお気に入りの目砂を探してみてはいかがでしょうか?
参考記事:
以上が2022年4月にやっている芝生の管理です。私としては、4月は夏に向けての準備段階の季節だと位置づけていますので、不陸修正や張り替えや成長が弱そうなところに手を加えることを中心に頑張っています。
5月に入ると次は芝刈りや病害虫対策、そして成長にムラがあるかないか確認して、場合によってはポット苗でハゲているところを修正していく、という作業に入っていきます。
芝生の新芽が出てこない時
4月になってもなかなか芝生の新芽が出てこないという時もあると思います。
周りの家の芝生は緑色が目立ってきているのに、我が家の芝生だけ枯れっ放しで緑色がほとんど見えない・・・
となると、何だか焦りますよね。
4月上旬でこれくらい新芽が出ていれば安心できると思います。5月にはさらにきれいな緑色になっていることでしょう。
同じく4月上旬の元気がない芝生。昨年の夏に病気にやられてしまったせいか、成長が遅くてちょっと心配なところです。肥料や水をしっかり散布するとともに、殺菌剤なども予防的に使って万全にサポートしていこうと思います。
4月上旬でこの状況だとかなりキツイ!写真では伝わりづらいと思いますが、ほぼ枯れ果てています。
緑の新芽がチラホラ見えていますが、これは焼け石に水というヤツ。ここは昨年の長雨のせいで夏ころには枯れてしまっていて、その後はほとんど手入れをあきらめてしまったところです。こうなると根っこの部分が壊滅的な状態になっているハズで、肥料をあげてもすぐには復活しないでしょう。恐らく、夏には10%くらいが緑色になっているのが精一杯なので、きれいな緑にしようと思うと張り替えるしかありません・・・
さて、みなさんの芝生は上の写真のどれにいちばん近いでしょうか?
昨年の秋の芝生を思い出そう!
4月になっても芝生の新芽が出てこない時は、昨年の秋の芝生の状態を思い出してください。
昨年の秋はちゃんと緑の絨毯だったのか、それとも11月頃にはすでに茶色く枯れていたのか。
もし、昨年の11月頃にちゃんとした緑色の芝生をしていたのであれば、4月になかなか芝生の新芽が出てこなくても焦る必要はないと思います。単に冬枯れしている期間が長いだけで、やがてはチラホラと新芽は出てくることでしょう。もしくは落ち葉やサッチに芝生の新芽が埋もれているだけ、ということも結構あります。刈りカスや地表の砂や土などを手でどけると実は芝生の新芽がすでに生えていた!なんてことはよくあります。なので、昨年の11月頃に芝生が元気だったのであれば心配無用ですね。1月や2月に大きなダメージを喰らって一気に枯れ果ててしまった、なんてことは考えにくいです。
逆に、昨年の10月や11月にはすっかり茶色くなっていた、というのであれば夏を乗り越えられずに枯れてしまった可能性もあります。その場合だと最悪のケースでは新芽はほとんど出てこないかもしれません。しかし、芝って意外と強い植物なのでしばらく待っていると5月の大型連休の頃には新芽が顔をのぞかせることだってあると思います。
いずれにしても、4月中旬に芝生の新芽がほとんど出ていなくてもあきらめる必要はありません。辛抱強く愛情を注いでいきましょう!