本日は、我が家の庭の中でも特に日当たりが悪い場所に高麗芝を張った時の様子をご紹介したいと思います。
壁際の芝生を張り替えた直後
基本的に我が家の庭はあまり日当たりがよくありません。一日を通して5時間の日照時間が確保できる時期は一年の中でもほんの一瞬。
で、壁際なんてとにかく日当たりが悪い!
壁際の日照時間なんて、
MAXで2時間~3時間!
そのうえ、
風通しも悪い!
壁際は晴れていても日陰になる・・
そんな場所で芝生を育てているところをご紹介してみたいと思います。
果たして、こんな場所でも高麗芝は成長するのでしょうか・・・?
それとも途中で枯れてしまうのか・・・
まず土壌をしっかり作る
基本中の基本、それは土壌をしっかり作るというコト!
日当たりも風通しも悪いということは、それだけでかなりのビハインドがあります。なので、せめて土壌だけはしっかりと作りこむ必要があります。しっかり土壌作りをすることによって、恵まれない環境でも芝生がしっかり根を伸ばしてしっかり育つ可能性が高くなるので土壌作りには力を入れてください。
では具体的な土壌改良について紹介します。
土壌改良のやり方
❶排水性や保肥性を考えて、芝生専用の床土をたっぷり使いましょう。
愛用の芝生の目土・床土
繰り返しますが、壁際で日当たりが極端に悪いという環境はそれだけでもビハインドのかたまり。普通の土や砂ではなく、排水性・保水性・保肥性が優れている芝生専用の床土をメインで使う方がより根っこの成長が期待できます。なので、ここはケチらずたっぷりと床土を使うのがベスト。小石がゴロゴロしている土壌や粘土質の土壌はNGですネ。
ということで、まずは地面を耕して床土をたっぷり入れるところからスタートしました。
❷芝生の根の成長を促すため、床土に肥料を混ぜます。
大人気商品の有機肥料!
日当たりが悪いところで芝生を枯らすことなく成長させるためには「根っこ」をしっかりと成長させる必要があります。水さえあげていれば根っこは育つ・・・というわけではありません。より根っこを成長させるためにはやっぱり肥料が必要なんですよね。
ただ、芝張りをした後にジャンジャン肥料をあげればいいというわけでもないのです。むしろ、芝張りをした直後は化成肥料をバンバンあげると逆に良くない気がします。芝生が本来もっている成長するパワーを邪魔するような気がするんですよね。ということで、おすすめは床土に有機肥料を混ぜるという方法です。
中でも私のお気に入りは『スーパーグリーンフード』。バツグンに人気の有機肥料です。これを床土に混ぜ込んであげることで、元肥としての効果に期待します。
ちなみに、芝生関係のYouTubeを見ていると芝の根っこの発育を促進させるには植物活力剤の『アルム顆粒』という商品もかなり人気です。発根促進剤としてかなり重宝されており、まさに『知る人ぞ知る』的な玄人好みの肥料です。私は使ったことはないんですが、とっても気になるので今度買ってみようと思います。
以上、長々と書いてしまいましたが、一言でまとめると
良い土壌を作って根っこを伸ばすべし!
そのための努力をしようということです。
良い芝を選ぶ
恵まれない環境で芝生を育てるのであれば、質の高い芝を選ぶ。これ、すっごく大事です。
ホームセンターで山積みにされている芝は当たり外れがあるので、私はあまり買わないようにしています。
もちろんホームセンターの芝を全否定するつもりはありません。ただ、ギュウギュウに山積みされていて日光にも当たらず屋根の下で管理されている芝を見ると芝の葉がけっこう枯れているんですよね・・・その後、水やりなどをすれば復活することもありますが、ホームセンターの元気のない芝を見ると正直なところ買いたいとは思えないので、ネット通販のお気に入りのお店でいつも購入しています。
最高の状態で発送してくれるネット通販
この店で高麗芝を買って、ハズれたことはありません。おすすめです。
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いつもココの高麗芝を購入しています
どうしてもホームセンターで買うというのであれば、芝が納品されるタイミングを店員さんに聞いてみましょう。そして、お店に納品された直後に購入することをおすすめします。
早めに芝張りをする
できるだけ早い時期に芝張りをする。具体的には3月下旬には芝張りをする。これもコツですね。
なぜなら、早めに芝張りをして早めに根付かせて梅雨や夏を迎えるまでに少しでも日光に当たる時間を長くするためです。
言い換えると、日光に当たっている累積時間を長くするため早めの時期に芝張りをするということです。
5月でも6月でも芝張りは可能です。春じゃないと芝張りができないというワケではないのです。
ただ、6月は梅雨なので太陽はほとんど顔を出しません。もし、梅雨シーズンに芝張りをすると張った芝が根付くまで太陽を浴びることがほとんどないので、そのまま枯れてしまうリスクが高くなります。だから6月の芝張りはおすすめできません。枯れる可能性が高いから。
つまり、梅雨までに根付かせて枯れにくくするためには、5月よりも4月よりもっともっと早めの3月中に芝張りをしてしまい、累積の日照時間をたくさん確保しましょう。
ただでさえ日当たりが悪い壁際ですから、少しでもたくさん太陽の光に当ててあげる。そのためには早めに芝張りをするというのが理想です。
芝張りをして4週間経過
さて、芝張りをして4週間が経過しました。芝生の様子はどうなっているのでしょうか・・・?
4月下旬。
相変わらず、日当たりは最悪です。。
壁際で日当たりが悪いだけではなく、そばに植えている紅葉の木の陰になってしまうため日光が当たらないという素晴らしい環境です。
もう少し近くで見てみましょう。
さすがに他の芝生ゾーンよりも青々としていますが、よく見ると真ん中あたりが白くなっていますね。
アップで見るとこんな感じです。
これ自体はそこまで心配はしていませんが、ここから更に白いのが広がっていくとさすがに心配になりますね。かと言って、肥料をたっぷり与えるのはそれはそれで違う気がします。張りたてなので、肥料は最小限にしてもう少し様子をみていきたいと思います。