初心者がファミリーキャンプを始めるとき、キャンプ場選びはとても大切です。
どんな料理を作るとか、どんな遊びをやるとかよりも、「どんなキャンプ場に行くか?」がいちばん大事だと思います。
だって、キャンプ初心者が小さいお子さんを連れてキャンプをするとなるといろいろ心配ごとも多いんじゃないでしょうか?たとえば、
子どもがグズッたらどうしよう?
子どもが怪我をしたらどうしよう?
お風呂・トイレはきれいなの?
野生の動物と遭遇したらどうする?
大事な道具を忘れてしまったら?
途中で急きょ買い物したくなったら?
などなど、ファミリーキャンプならではの心配事ってたくさんあると思います。そして、それらのリスクや心配事を取り除いて子どもを安全に楽しませることがファミリーキャンプを企画する親の役割だとも思っています。
人工的なキャンプ場を選ぼう!
では、ファミリーキャンプ初心者はどんなキャンプ場を選べばいいのでしょうか?それは
しっかり設備が整っている人工的なキャンプ場です。
キャンプ場も色々あって、大自然の中にキャンプをするための広場を作っただけのキャンプ場もあれば、ばっちり人の手が入った作りこまれたキャンプ場だってあります。
いろんなキャンプ場がある中、ファミリーキャンプに初めて挑戦する初心者におすすめなのは「ばっちり人の手が入ってしっかり整備されたキャンプ場」です。
しっかり作りこまれたキャンプ場にワイルド感はありません。ただ、キャンプを初めて体験する小さい子どもの場合、とにかく無難に安全に楽しめることがいちばん大事!!そのためにはちょっとしたトラブルがあっても対応可能なキャンプ場がベストです。整備されたキャンプ場であれば設備や環境がバッチリ整っているのでアウトドアと言ってもわりと快適に過ごせますし、忘れ物をしたとしても何とかなります。「キャンプまた行きたい!」とお子さんに言ってもらうためにはそういう「安パイなキャンプ場」を選びましょう。
で、そんなファミリーキャンプの初心者にうってつけなのが三重県の鈴鹿市にある「鈴鹿サーキット」の中のオートキャンプ場です。
秋晴れの中、いざ鈴鹿サーキットへ!
今回、ファミリーキャンプを始めたばかりの友人家族と行ってきたのでご紹介したいと思います。
鈴鹿サーキットの中のキャンプ場
「鈴鹿サーキット」はその名の通り、本格的なレーシングコースがある施設です。
レーシングコースと言えば車好き・バイク好きが集う場所というイメージが先行しますが、実はしっかりした遊園地もあります。おまけに広大な敷地内にはキャンプ場だってあるんです。
そのキャンプ場は、遊園地やレーシングコースと同じ敷地内にあるわけですからバッチリ人工的なキャンプ場です。
きれいに芝生も刈られていますし、キャンプ場内は車で移動しやすくなっています。で、オートキャンプ場なのでテントのすぐそばに車を付けることができます。これ、すんごい楽なんですよね~
また、車で少し走ればイオンだって温泉施設あってありますし、野生動物と遭遇するアクシデントなんて皆無です。カッコウのさえずりで目が覚めるなんてことはありませんし、何ならサーキット場を爆走している車のバリバリというエンジン音だって聞こえてきます。
ただ、小さいお子さん連れのキャンプ初心者にはうってつけのキャンプ場だと断言できます!
テントを持っていなくてもOK!
家族でキャンプをしたい。
でも、まだテントを持っていない・・・
そんな家族は『テント付きのサイト』を選びましょう。
テント付きサイト その❶
テントとタープが最初から立っています
テント付きサイト その❷
テントが最初から設営された状態でチェックインできるので、キャンプ場に入った瞬間から楽しむことができます。テントの設営って慣れていないと大変ですし、何より時間がかかります。テントを立てるのに時間がかかってしまい、気が付いたらもう夕方・・・なんてことがないのでテント付きサイトはとても便利です。
テント付きサイト その❷の写真の奥にはウッドデッキの上にテントが立っている区画もあります。このタイプのテントに泊まったことがないので分かりませんが、地面に直接テントを立てていないので地面からくる寒さはだいぶ軽減されると思います。あと、地面がボコボコしていて寝づらい、なんてトラブルを避けることもできそうですね。
ファミリーキャンプをしたいけどテントがない、という人にはうってつけの区画なのでおススメです!
雨が降っても大丈夫!
キャンプで心配なのが天気。
せっかくのキャンプが雨だと楽しさは半減してしまいます。タープなどがあれば多少の雨はしのげますが、風が強かったり大雨だったりするとびしょ濡れになってしまいます。
そんなとき、こんな屋根付きのダイニングがあれば嬉しいのではないでしょうか!?
この屋根付きのダイニング、小さなお子さんがいるファミリーには心強い味方だと思います。
花火専用のスペースもある
キャンプの時の楽しみの一つに花火があります。子どもって花火大好きなんですよね~
ただ、花火禁止のキャンプ場も結構多いんです。安全のためには仕方ありませんが、夏の夜と言えばやっぱ花火!「鈴鹿サーキット」のキャンプ場に来て花火がしたいと思った時は「キッズ花火ひろば」を使いましょう♪
この花火ひろばなら周りのキャンパーを気にすることなく思う存分花火をすることができます。お子さんにとっても、また親御さんにとってもありがたいひろばです。
私もいろんなキャンプ場に来ましたが、花火専用のスペースがあるキャンプ場は初めてです。さすが、ファミリーキャンプに最適な鈴鹿サーキット。至れり尽くせり、ですね。
きれいな炊事場がうれしい
たいていのキャンプ場には炊事場がありますが、必ずしもきれいな炊事場とは限りません。蛇口の数が少なかったりボロボロだったり薄暗かったり・・・
炊事場ってキャンプをするうえでめちゃくちゃ大事な要素というわけではありませんが、きれいな炊事場であれば何となく気持ちがいいもんです。
もちろん、鈴鹿サーキットキャンプ場の炊事場はとってもキレイ。
至れり尽くせりのキャンプ場なのに炊事場だけがボロボロだと妙にテンション下がりますが、ここはそんなことはありません。ご飯の後の皿洗いだってスイスイやっちゃいましょう!
炭・灰・金網も捨てられる
なお、この炊事場ではバーベキューで使った後の金網や炭・灰を捨てることもできます。
専用のごみ箱があるので、炭や灰そして金網の処理に困ったらこのゴミ箱に捨てましょう。
ちなみに、
燃えた後の炭や灰を地中に埋める人がいますが、これはゼッタイやってはいけないこと。
炭や灰が自然にかえると思っている人がいますが、これは大きな間違いで自然にかえるまでには相当な時間がかかってしまいます。だから炭や灰は正しい処理をしなければなりません。使用済みの炭・灰を入れるキャンプグッズも売られていますしそれはとても便利なんですが、鈴鹿サーキットなら備え付けの専用ごみ箱に捨てることができるので処理に困ることはないでしょう。
マナーはしっかり守りましょう。
一般のごみ箱もしっかりある
なお、燃えるゴミやビン・缶・ペットボトルなどの一般ごみを捨てるところもちゃんとあります。
写真のようなゴミ箱がキャンプ場内にたくさん設置されています。
たいていのキャンプ場にはゴミ箱はあります。ただ、数が少なかったりボロボロで不衛生だったりして気持ちのイイゴミ箱ばかりではないのが現実です。ただ、鈴鹿サーキットはファミリーキャンプ向きなのであくまでも親御さんもお子さんも、初心者でも安心して楽しむことができるよう配慮がなされています。ゴミ箱が何か所にも設置されているのもその配慮の一つですね。
トイレは洋式水洗トイレ
キャンプに慣れていない女性や小さな子ども連れで行くときに『トイレ』って実はめちゃくちゃ大事です。
『ぼっとん便所』(汲み取り式のトイレ)って女性にとってはめちゃくちゃイヤだと思います。ましてや洋式トイレに慣れ切っている子どもにとっては『ぼっとん便所』なんて未知との遭遇に他なりません。下手したらトラウマ級の存在になりかねませんよね?
初めてキャンプ場に来て『ぼっとん便所』と遭遇した子どもさんは、「キャンプ場にはあの恐ろしいトイレがある」なんて怖い印象を持ってしまうことでしょう。そして、「二度とキャンプなんて行きたくない!」と思う可能性大です。
そうならないよう、初めてのキャンプではきれいなトイレを使わせてあげることがとても大事。キャンプに慣れていないお子さんのためにもきれいなトイレがあるキャンプ場を選んであげましょう。
我が家のサイト
なお、自前のテントを持っている我が家はこちらのサイトを予約しました。
だいたい2区画分の広さです
2家族でここにテントを張って1泊することになりました。芝生もちゃんと刈られており、テントを張る・食事をする・遊ぶのいずれにとっても最適な区画でした。
ロゴスのテント
こちらは我が家のテント。隣には一緒に行ったご家族のテントがあります。けっこう広い区画だったので、テントを横並びにしてダイニングスペースや遊ぶスペースを広く取ることにしました。
2つテントを張ってもこの広さ
サイトが広々としているおかげで我が家も、そしてファミリーキャンプ初めての友人家族も存分に楽しい2日間を過ごすことができました。
いかがでしょう?
紹介不足なところもあって十分にお伝えできていないところもありますが、とにかくファミリーキャンプ初心者にとっては最適のキャンプ場であることには間違いありません。
他にも、
忘れ物をしても近くにイオンがある
管理棟で最低限のグッズも売られている
車で10分のところに温泉施設がある
などなど、街中のキャンプ場ならではの利点もたくさんあるので、小さい子ども連れでまずはキャンプを体験したい!という人はぜひ鈴鹿サーキットのキャンプ場を利用してみてはいかがでしょうか?