エアレーション

芝生のエアレーションの頻度や時期のお悩みを解消!

投稿日:2018年7月5日 更新日:

芝生の管理をしている方なら一度は「エアレーション」という言葉を聞いたことがあると思います。そして、エアレーションがとても大事な作業であることもご存知かと思います。

 

 

『何年もキレイな芝生を維持しようとするならば、エアレーションは芝生にとっては欠かせない作業ですので、必ず定期的にしましょう!』

 

 

というようなことが書いてあるサイトや本を見たことはあると思います。

 

 

ただ、エアレーションとは水やりや肥料やりのようにシンプルな作業ではありません。もっと言うと、芝生に穴をあける作業ですのでちょっと失敗したからと言ってすぐに元通りになるものではありません。

 

 

それだけにゼッタイ失敗はしたくないですよね。また、必要以上に穴をあけたくないという気持ちもあると思います。

 

 

本日は、そんなエアレーションの頻度や時期に関するお悩みを解消していきたいと思います!

 

 

 

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芝生のエアレーションの頻度は年に1~2回が目安です

エアレーションをする頻度ですが、年に1~2回というのが現実的なところです。

 

 

頻度についてネットや本などを調べてみると諸説あり、中には「エアレーションは毎月やりましょう」や「1~2か月に1回が理想です」と書いているものもありますが、毎月は正直大変なのではないでしょうか?

 

 

エアレーションは大きく分けて2種類あり、「スパイキング」という比較的カンタンにできるものと「コアエアレーション」というなかなか骨の折れるものがあります。

 

 

スパイキングであれば2か月に1回でもできますが、コアエアレーションは1,2か月に1回なんてとてもムリです。ましてやコアエアレーションは芝生に多少なりともダメージを与えるのでそこまで頻繁にするべきではないのです。

 

スパイキングとコアエアレーションのやり方についてはこちらの記事をご覧頂きたいのですが、(芝生のエアレーションの正しいやり方をご紹介!)いずれにしても1,2か月に1回もする必要はありません。

 

年に1~2回を目安にしましょう。

 

 

 

芝生のエアレーションは3月~6月、9月~10月が適期!

さて、「エアレーションをする頻度が年に1~2回」と考えるとそれをいつやるのか?ということが問題になってきますが、エアレーションは春か秋もしくは春と秋にしてください。

 

 

 

具体的にいうと

 

 

暖地型芝であっても寒地型芝であっても3月中旬~6月下旬と9月~10月下旬が適期です。なお、北海道であれば季節に関係なく年中が適期です。

 

 

では、春と秋、どちらにするのがおススメなのでしょうか?

 

 

答えは春です。

 

 

そもそも、エアレーションとは土壌の中に酸素や水が行き届きやすいようにするために行う作業です。

 

 

 

芝生が酸素や水を特に必要とするのはいつか?それは「芝生の成長が旺盛な時」です。それを考えると、これからグングン成長していく春にはエアレーションをしておきたいところですし、その方が高い効果が期待できます。

 

 

以上を考えると、芝生が冬の休眠から目覚めて徐々に緑色になっていく3月~5月頃エアレーションが特におススメ!ということになります。

 

 

夏と冬のエアレーションはNGです

「芝生の成長が旺盛な時」にやるべきということは、春よりももっと成長が旺盛な真夏にエアレーションをする方が効果が高いのでしょうか?

 

答えは「ノー」です。

 

真夏のエアレーションは芝が痛んでしまうのでするべきではありません。また、冬のエアレーションも同じく芝が痛んでしまうので避けましょう。

 

 

春や秋が最も適した季節なのです。

 

 

 

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「エアレーションの適期は初夏」とはいうものの「初夏」とはいつ?

いろんなサイトや本を見ていると、エアレーションの適期は初夏と言っているものをよく見かけます。

 

 

この「初夏」というのが今で言うと5月~6月頃だそうです。夏の初めころということで7月頃かな、と思っていましたがどうやら違うようですね。ただ、芝生の成長は目に見えて4月頃から活発になるので、細かい話になりますが、個人的には4月~5月中にはやった方が良いと思っています。

 

 

秋(9月~10月)にエアレーションをする意味は?

芝生の生育が旺盛な春にエアレーションをする意義は分かりました。ただ、ここで素朴な疑問ですが、生育が落ち着いてくる秋にする意義というのが調べてもよくわかりません。その理由がはっきりと書かれているものもなかなか見つかりません。

 

 

正解が見つかっていないのでこれは私の中での解釈になりますが、

 

 

「春から夏の終わりにかけて成長しまくる芝生は土壌の中がほふく茎でいっぱいになってくる。また、夏場に高温にさらされたり、踏みつけられたり、ときにはしっかりとした管理をしてもらえず弱ったりもする。そんな芝生に、秋、もう一度エアレーションをしてびっしり詰まった土壌に穴をあけてやり、水と酸素を送り届け、翌年の春に再び元気な姿を見せるための作業」

 

 

だと思っています。

 

いずれにしてもその年だけでなく、次の年、その次の年も元気な芝生を維持する為には必須の作業と言えそうですね。

 

 

 

本日のまとめ

暖地型芝でも寒地型芝でもエアレーションは3月~5月に1回、そしてできれば9月~10月にも1回やりましょう!

7月、8月といった真夏や12月~2月の真冬のエアレーションはNGです!

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